雑記

メガテン5をクリアしたので、感想を書こうかと思う。

全体的に満足だけど、どうしようもない部分もあったかなって。

 

まず良かった点。

俺はプレスターンってシステムがめっちゃ好きで、ペルソナの4が出たくらいの頃合いにはワンモアプレスが主流になったらどうしよう、って思ってた派閥の人間なんだけれども。

真4も真4Fもおおむね良かったんだけど、やっぱニヤリが良し悪しだったな、と思ったりしてたの。

それが今回、割とシンプルめなプレスターンで良かったと思った。

今作の良かった点は、この戦闘面が大部分を占めてたかな、と思う。

戦闘は割と良かったと思うのよ。

難易度はノーマルだったけど、ワンチャン、雑魚でも死ぬ可能性もあったりとか、良い感じのバランスだったかな、と思う。

いや、思うところはあるよ。戦闘でも。

レベル差補正がきつめだったかな、と思ったり。

三つか四つくらい高めだと、結構有利だったり、五つ以上だと相当有利だったし。

逆にこっちが不利になると、相当与ダメが減ってどうしようもなかったりしたしね。

最後のマガツカとか、解放させる気がないのか、と思ったよね。

俺は御霊を狩ってレベル上げしたりしたから、余裕で90以上まで上がったけど、それもラスダン入ってからだったしね。

結局、最後のマガツカを忘れてクリアしたしね。

んで、もう一個良かった部分。

これは別に5だけじゃないんだけど、悪魔合体の全書逆引きね。

金さえあれば、めっちゃ合体がはかどる。

全書の達成率が俺史上最高値をたたき出したもんね。

これも御霊でお金が潤沢にあったことと、レベル上げが簡単だったことによるよね。

そんで、最後にもう一個。

今回、グラフィックが思ったより良かった。

今まで続投してきた悪魔も、新しく追加された悪魔も、すごくきれいになってる感じがあった。

俺は最初、主人公のビジュアルもあんまりしっくり来てなかったんだけど、最終的に馴染んだしね。なんか、DQ11の主人公みたいな。あいつも最終的に馴染んだし。

 

悪かったのはもうシナリオ面よね。

もうほんと、お話が全く入ってこない。

いや、入ってくるほど多くない。

申し訳程度に主人公が動く動機付けをしているだけ、って感じ。

ストーリーが薄すぎて、あってもなくても良いな、まで思うわ。

あと演出よ。

薄すぎるストーリーを盛り上げることも出来ない演出。

ヒロインが死んだ時ですらあっさりしすぎてて、なんも心に響いてこなかったもんね。

印象に残ったシーンと言えば、ロウ陣営が堕天したところとかくらいかなぁ。

今回のロウの奴らは割と好感持ててよかった。

でもまぁ、ほかは別にどうでもよかったなって感じもする。

他にも、ダンジョンらしいダンジョンが少なかったり、マップが見づらかったり、移動がしにくかったり、カメラの移動に難点があったり、悪いところも散見されたわ。

ただまぁ、戦闘面が割と好みだったので、マイナスを補えるかな、と。

 

全体的に見て、戦闘に集中した感じかな、と思う。

他の全てをぶん投げて、戦闘の楽しさが味わえたって感じ。

テイルズの時にも思ったけど、こういうのもありなんだよな。

RPGとしてストーリーを重視せずとも、戦闘の面白さ一点突破ってのも、ゲームとしてはありっていうね。

まぁ、この上でストーリー面もしっかりしてくれたら言うことなかったんだけどね。

マップの見づらさや移動のしづらさは、まぁ……良いよ。

雑記

書いたつもりになってたけど、まったくの幻だったのでアライズの感想書きます。

 

先月の終わり際ぐらいにテイルズオブアライズをクリアしました。

全体的に見て、とてもテイルズらしいテイルズだなって感じて、巷の評価はちょっと過大評価かなと思いました。

でも、個人的にはおおむね面白かった。

 

テイルズシリーズと言えば、戦闘。

これが良ければ大体満足だし、これが悪ければ駄作だと思ってるんだけども。

今作は良かったと思うよ。

まず、チェインキャパみたいなシステムを採用しており、TP制でないため、特技を乱発してもガス欠を気にする必要がないところが良い。

これはリメDでも感じたことだけども、どうしてこれがスタンダードにならないのか不思議なくらいだわ。

テイルズをプレイしていてストレスに思うのは、TPが切れて、グミがもったいなくて、自由に特技が使えなくて、結果戦闘が面白くなくなることだと思うのよ。

アライズはその点をある程度克服していて、さらにリメDでは短所かな、とも思った非戦闘中の回復行動にも手を入れていたこと。

アライズでの回復や補助はCPってのを消費して特技を使う感じだったけども、これは良し悪しだったなぁ、と思う。

リメDと比べて非戦闘中でも回復が出来るようになったのはいいけど、CP自体の回復のしかたに難があったかと。

別に宿で回復するのは良い。宿はノーリスクだったし。

ただ、CP回復用のアイテムが高額すぎる上、このゲームは全体的に金策の方法が乏しく、さらに言えば消費アイテムだけを購入していればいいわけではなく、装備品などにも高い金を使わなければいけないため、全体を通して常に金欠となっていた。

CPの使用用途は回復や補助のみではなく、マップ上のギミック開放などにも使うため、思った以上に消費が激しく、ダンジョン内でCPが切れた際にはアイテムで回復するか、いったん回復ポイントまで戻るかを選択するわけだけど、先述の通りアイテムは高額で入手手段が限られているうえ、常に貧乏旅である。

代わりに回復ポイントの利用は無料だが、そこまで戻ると移動がかなり面倒である。

ファストトラベルは可能だがほとんどの場合は片道のみであり、テンポの阻害になるし、なんなら再度ダンジョンを歩くうえでエンカウントしたりすると、やっぱりそこでCPを使うことになる。

この辺は金策の方法をもっとどうにかしたら良かったと思うんだけど、なんであんな形になったのかわからん。

一応、敵のドロップアイテムを売れば金策になるんだろうけど、ドロップアイテムは大概が武器や防具の進化素材になったりするので、今後の必要数がわからない状況でそれらを売るのはちょっと考えちゃうよね。

売ってもよさそうな下位の素材とかははした金になっちゃうし、もうちょっとバランスが取れたら良かったんじゃないかな、と思いました。

 

その辺の金策と購入品のバランスもそうだけど、戦闘に関してもっと直接的な面で悪いと思ったのは敵の硬さね。

基本的に敵は回数制限のスーパーアーマーを持ってたりして、こちらが攻撃しても易々とひるんだりしないわけ。

これはまぁ、シリーズの過去作でも見られたと思うから、まだ我慢が出来なくもない。

すぐにひるんだりしたら、こっちが延々と攻めるだけになっちゃうから、そこは良いのよ。

でも大型モンスターを相手にした時に、高い耐久のスーパーアーマーと高HPが組み合わさって、スゲェ面倒に感じるの。

しかもそういう相手に限って通らなきゃいけない通路をふさいでたりして、戦闘の回避すら面倒になるし。

さらに言えば、敵の特徴に合わせて、味方固有アクションで弱点を突いたりするんだけど、これはこれで面倒でさ。

こっちは大型一匹なら問題ないんだけど、小型が大勢で現れた時にリンウェルやシオンならまだ良いかな、と思うけど、ロウやテュオの場合がスゲェ面倒。

後者二人は相手を複数巻き込むことは難しいし、なんならシオンも難しいし。

固有アクションは連発出来るわけじゃなく、ゲージを貯めなきゃいけないわけだけど、後半になれば待機時間もいろいろ短くなるけど、失敗した場合の面倒くささがやばい。

固有アクションで言えば、フラムエッジもどうかと思ったわ。

消費するHPに対して、あんまり火力が伸びてない気がするんだよな。

エフェクトはかっこよかったりするから好きなんだけど、中盤くらいまで全然活用してなかったもんね。

あれを使う利点がいまいちよくわかってなかった。

ダウンした敵相手に追い打ちをかけるとそこそこダメージが伸びるけど、それでも消費するHPの量が馬鹿にならなくて、先述のCPの問題もあって連発しづらいのよ。

アレ、どうにかならんもんかな……。

全体的に見て、戦闘面はプラマイゼロって感じ。

アクションの面白さはあったし、画面もきれいだし、合体技もかっこよかったし、好きな面も多々ある。

けど、好きになれない面も多くあるよな、って感じ。

 

キャラクターは……まぁ、別に語るほどのこともないかな。

いつものテイルズよね、って感じ。

変にヒロインが降板したり、いじめが発生したり、諸悪の根源が混じっていたり、裏切り者が潜んでいたりするわけでもなく、直球でスタンダードなテイルズって感じだったわ。

べつにこれでいいでしょ。と俺は思う。

巷の評を見るといろいろ不満点はあるらしいけど、俺は『いや、テイルズだし』って言葉だけで片付けちゃうな。

その点、愛がないとも言えるのかもしれないけど。

 

ストーリーもまぁ、いつものテイルズだよな。って感じ。

いや、なんならちょっとスタオっぽさがあったかな、と思った。

テイルズもファンタジアはトライエースの前身が作っていたと思えば、先祖返りなのかなと感じなくもないし、なるほどなって感じ。

ただ、ゲーム本編が終わった後の方がいろいろ問題多そうだな、って思っているのを全部抱えたまま、エンディングで幸せハッピーエンドを見せられると、ちょっと乾いた笑いが漏れてしまうけどね。

お前ら、この後どうすんねん、と。

いやでも、そこも含めてテイルズっぽいよな、って思う。

被迫害者が『どこへ行っても迫害される俺たちはどこへ行けばいい!?』って聞いてるのに、『どこでもいいさ』って返す主人公がいる、いつものテイルズなのよ。

テイルズに真の意味でシナリオに期待するのは間違いなのよ。

この程度の塩梅でいい。戦闘を邪魔しない程度なら全然問題ない。

 

そんな感じかなぁ。

全体的にシリーズの中庸を行く作品になってたと思う。

リブートを目的としているなら、及第点どころか高得点だったと思うよ。

アライズがシリーズで一番の良作になる必要はなかっただろうし、実際、たぶんそうではないだろうしね。

これからまた、新しいテイルズが生まれてくる起点になりさえすれば、余裕でオッケーなのよ。

今後のテイルズに期待ですね。

雑記

こないだ、セールで安くなってた十三騎兵防衛圏をクリアしたのよ。

全体的に見て、おおむね満足かな、って感じ。

巷の評ではもうちょっと高評価だったかな、とは思うけど、その齟齬は仕方ないよねとも思うし。

ただ、残念な点もあったな、とも思う。

 

お話に関して、すごく……難しいです……。

そもそも俺が馬鹿ってのもあるんだけど、お話が思った以上に強いSFで、ループ関連の話がいまいちよくわかってなかった。

結局、だれが、何の目的で、何回ループしているのか、理解しきれてない気がする。

とりあえず、井田くんと和泉くんと森村先生はループしてるのかな? って思ったけど、森村先生に関してはちょっと違うかもしれない。

あと、2188年で起こったこともよくわかってなくて、あれは結局、探査船内で起こったことなの?

でもなんか違う気もする。

うーん……。

まぁでも、この辺り以外はなんとなくわかった気になってる。

本当に分かってるかどうかは別として。

 

戦闘に関してはあんまり難しくないけど、爽快感があって良かったと思います。

ミサイルをぶっ放してる時とか、それによって相手を複数体撃破できた時とか。

途中でアーマーを装備してる連中がわんさと出てきたりするから、その辺はちゃんと考えないといかんかったけど、基本的には範囲攻撃をぶっぱする感じでよかった。

硬い敵には近接装備を持った奴らをぶつけりゃよかったしね。

特に面白かったのは、遠距離型が覚えるミサイルレイン。

あまり有効な手段じゃなかったような気がするけど、とにかくミサイルをガンガンぶっ放してるところは爽快だったわ。

マップ上に円がいくつも重なって、それで大量にダメージ表示が出るのが気持ちよかったね。

まぁでも基本的には自分の好きなように編成して、自分な好きなように成長させて、自分の好きなように戦えるって感じでしたね。

俺は全部ノーマルでこなしたけど、難易度を上げるとそうはいかなくなるのかしらね。

いやでも、このゲームはシナリオ偏重だと思うし、戦闘を難しくする理由はないよな。

 

キャラクターに関して、森村先生が好きです。

もう一目見た時からずっと。

ヴァニラウェア特有のダイナマイトボディを持ったキャラクターだけども、これまで俺がプレイしたヴァニラウェアのゲームの中で、相当バランスの良いダイナマイトボディだったと思う。

朧村正の狐連中とか、ドラクラのソーサレスとかと比べると、本当に良いバランスだと思う。

さらに保険医姿と黒のライダースーツ姿の二種盛り。

いや……森村先生いいっすわ。郷戸くんが執着するのもわかる。

あとはキャラクターの関係性ね。

最初は十郎のパートナーはいおりだと思ってたんだけど、途中で薬師寺さんなのかーって思ってたら、最後の最後でアレよ。

なるほどなーと思ったね。

途中で和泉くんと森村さんの話も大量にぶっこまれてたから、大人の姿で再会するのはわかってたけど、最終的に学生の姿に戻ってあれはなるほどーって思った。

そういう感じで、カップリングが全員に出来上がってて、公式から固定カップリングを提供されるのがありがたいカプ厨にとっては、最終的にとても良い作品だったのではないかと。

個人的には稔次とウサミのケンカップルは、べただけど良いと思いましたね。

 

全体的には高評価をあげたい本作だけども、やっぱり引っかかったところもあったな、と。

まず馬鹿は置いてけぼりにされそうなお話。

これはもうプレイヤーの人間力が問われる問題だから、ちょっと本作の問題点とも言いにくいんだけども。

TIPSが充実してるから、それを見ながら補完したら何とか理解が追い付いてくるだろうけど、ものぐさなプレイヤーだったら話を理解しないまま終わっていくのではないかと。

いろいろわかってから二周目ってのは面白いのかもな、と思うけど、この手のゲームのリプレイ性って低い気もするし。

クリア後は戦闘パートをはさまずに、キャラクターのシナリオを追いかけられるっぽいけど、俺はまぁ、別にいいかなと思っております。

お話に関してはもう一点、ちょっと盛り上がりに欠けたかな、と思う。

意外と平坦に進んでいくんだよね。

わかりやすい盛り上がりどころがなかったかな、というか。

キャラクターを選んでお話を進めるところでは、謎が謎を呼ぶ前半とそれを回収していく後半って感じなんだろうけど、結局蒔いた伏線を回収していくだけで、『あれがああだったのね!』という驚きとか、伏線を回収できた時の快感はあっても、お話としてここで熱くなれる! みたいなのがなかったかな、と。

戦闘パートでも同じくで、戦闘パートでのシナリオ要素はマップ開始時と終了時のお話ぐらいで、そこでもワッとなれるところもあんまりなかったし。

戦闘は戦闘で、それほど難易度も高く設定されてないっぽいから、プレイヤーが勝手に盛り上がったりもしないしね。

そういうお話だった、っていうのもあるかもしれないけど、個人的にはもっと起伏のある展開があった方が好みかなーと思った。

あと、やっぱり登場人物が多くて、序盤は大変かなって思う。

サブキャラも併せて結構な数の人間が入れ代わり立ち代わりで現れたり消えたりするし、しかもオムニバス形式というか、時系列とかもわやの状態でシナリオが進むもんだから、誰が誰で、名前は何て言ったっけ? ってことが、中盤くらいまで頻発した。

しかも、実はこいつとこいつが同一人物で―ってのも合わさって、頭がごちゃつくよ。

冷静にお話とキャラクターの立ち位置を整理しつつプレイしなきゃ、混乱しきりだったでしょうね。

そういうとっつきにくさの部分は結構難点かなーって思った。

巷の評価に乗せられて買って、プレイしてみたらごちゃごちゃしてわかんなかった、って人もいるんじゃないか、と危惧してしまう。

ちゃんと落ち着いて進めれば、面白いと思うけどね。

そこさえ越えれば、ちゃんと面白いゲームだったと思うよ。

 

ホント、全体的には楽しめたし、とても良いゲームだったと思う。

セールで買ったけど、値段分は充分に楽しめたと思うしね。

というか、もうちょっと早めにクリアするつもりだったんだけど、予想外にボリュームがあって、嬉しい誤算だったまである。

とても良かった。

 

余談だけど、網口くんのCVがあの人なこともあって、エンディングでユキちゃんに甘いセリフを言ってるところで、ちょっと冷めた笑いが出てしまった。

変に現実に引き戻されてしまったわw

 

追記

書き忘れてたけど、設定的に一番疑問だったのは、全員日本人だったことか。

宇宙規模の研究やら実験やらやってるのに、登場人物が全員日本人なのはちょっと整合性に欠けるのではないかと思う。

最終的に『知識や文化の継承こそ人類たりえる』って話を持ってきたのに、そこに日本以外の知識や文化を含まないのはどうなんだろう?

五つのセクターのうち、三つは設定的に外人が日本に入り込んでもおかしくないし、外人のクローンをおいても良いと思うんだけどな。

雑記

最近思ったんだけど、ゲーム屋を前にしても全然ワクワクしなくなった。

昔はゲーム屋の前を通るだけでもちょっとワクワクしてたのに、今は全然。

これってたぶん、ゲームを買うのにダウンロードをしてるからなんじゃないかな、と思う。

パッケージ版にあんまり価値を見出せなくなったというか。

マジでDL版を利用する前は、そんなに便利なもんじゃねーだろ、値段もあんまり変わらねーし! って思ってたけど、そうじゃなかったわ。なめてた。

DL版めっちゃ便利。

ディスクやカセットの入れ替えの煩雑さの所為で、今はもう過去のゲーム機に触る気も起きないし。

あと、近所の中古屋で棚に並んでるモノが少なくなったのもあるんじゃないかと。

普通にゲームコーナーが縮小されて、比例してソフトの棚も相当減ったから、バリエーションがなくなりすぎたって感じ。

でも、別にその中古屋じゃなくても、ほかのゲーム屋を前にしても気持ちは変わらないと思うんだよな。

今なら本屋の方がワクワクするもの。

でもこれが、俺が電子書籍を利用するようになったら、変わってしまうのかもな。

やっぱ手近に手元で手軽にいろいろできるのって良いもんなのね……。

そして便利を知ってしまうと人は戻れなくなってしまうのね……。

雑記

FF7Rをクリアしたので、感想でも書こうかと思って。

総合して面白いゲームではあったと思うけど、好きじゃない点もあったなって感じ。

 

基本的にFF7のミッドガル編を引き延ばして、というか、演出を多めにしたり追加要素をぶち込んだりして、ボリュームを増やした感じのヤツだけど、まぁ、普通にやってもこれぐらいのボリュームは出来るよなって感じ。

最初にFF7が発売された時にプレイした人間は、ミッドガルだけでお話が完結すると思ったぐらいには、あの世界観は広いし、いろいろぶち込めるだろうしね。

結果として、その夢が実現して、一本の作品が出来上がる程度にはボリュームが増えたよって感じ。

でもまぁ、ぶっちゃけもともと四枚あるうちのディスク1部分だけなわけだし、お話は全く完結しないし、外の広がりを知ってる人間にとってはやっぱりミッドガルも狭いよねって思っちゃうところはあると思う。

連作にしないとフルリメイクなんかできやしない、ってのはわかっていても、その辺はやっぱりちょっと不満だよね。

 

良かったところはやっぱり、あのFF7が今の技術で、きれいなグラフィック、新しいシステム、アレンジされた音楽なんかで表現されることよね。

PS時代のあのローポリゴンがこうなったか! と。

ローポリの雰囲気も好きなんだけど、やっぱり今の技術を盛り込んで表現されたミッドガルは心躍るよね。

システムも大幅に見直されて、戦闘がアクション寄りになったり、武器が育成方式になったり、それでもマテリアの感じは懐かしかったり、古い人間にも優しい作りになってたと思う。

個人的にバスターソードを最後まで使い続けられたのは良かった。

やっぱりクラウドにはバスターソードが似合うな、って思うし。

全体的に今風にアレンジされたFF7って感じでとても良かったと思う。

 

残念な点としては、やっぱりちょっとマップが狭かったかな、って感じ。

オープンワールド、というか、シームレスマップを採用していても、いろんなところで一本道感があったなーって。

広いミッドガルを自由に歩き回れます、ってのは無理にしても、もうちょっといろんなロケーションを歩き回れたり、道幅の広い場所があったり、そういうのが欲しかったなって思うわ。

結局、歩く道は狭くて、行く先も決まってて、そこへ行くための道も一つで、っていう感じがあって、ちょっと作業感はあったかなって思う。

別に『原作も同じじゃん』って話は置いといてよ。新しくなったんだから、もうちょっと新しいこと出来たらよかったな、って話。

マップ自体もそうなんだけど、ボス戦とかも『こういうギミックを使ってください』とか『この弱点を突いてください』っていう感じなのが残念だったかなって思う。

戦術が限られるというか。

別に力でごり押し出来るヤツもいたんだろうけど、そうでないやつも多かったと思う。

その『やらされてる感』はちょっと強かったかな、って。

あと閉所の移動が頻繁に起こる場合に、ちょっと鬱陶しかったなって思う。

伍番街スラムの子供の秘密基地とか、モーグリの店を利用したいのに、あの狭い入口の所為で行くの面倒だなって思う程度には鬱陶しかったわ。

 

もう一回書くけど、全体的にはホントに良かったと思う。

それほど難易度も高くないし、サクサク進むし。

今の技術で表現されたFF7は、当時のプレイヤーとしてもとても感慨深いものがあったしね。

ただやっぱり、いろいろと残念な点もあったね、って感じ。

今後の作品でちゃんとその辺が修正されるなら嬉しいかな。

あと、別に比べるような話でもないけど15とかいう面白くないゲームよりも、相当楽しめたと思います。

15は500円で買った。7はフリプ。

15君、ホントさぁ……。

雑記

四月に一度も書いてなかったので、とりあえず。

 

仕事先の仕様で面倒くさいステップを踏まざるを得なくなったので、どうにか俺なりに簡単にしようと思って、工夫を凝らしてみたんだけど。

なんかもうちょっとスマートに出来る気がするんよなぁ……。

今、スマホとかノートPCとかタブレットとか、いろいろ便利な道具があるわけじゃん。

それらをもっとうまく使えれば、効率化が図れると思うんだよ。

いや、そもそもそれらを上手く扱える脳を、仕事先の連中に与えてほしい感もあるけど。

なんであんな面倒くさい手順を考えられて、それの簡略化の方に思考が向かないんだ……。

嫌がらせなのかもしれない。

雑記

FF15をね、クリアしたんですよ。

巷では発売当初よりは好意的な意見も増えてきて、まだまだ偏りはあっても賛否両論だな、と思ったので、自分の目で確かめてみよう、ってずっと思ってたのよ。

それをこないだ、近くの中古屋で500円で売ってたのを発見して、好機だと思ってプレイしたわけ。

総プレイ時間は30時間くらい。

総評から言うと、これはクソとまでは言わないけど面白くはない。

 

序盤は良かったのよ。

なんかいろいろと歩き回れて、シームレスなフィールドを歩き回っていろんなクエストをこなしたりして、レベル上げて、アイテム集めて、いろいろ出来るなーって思ってた時期。

ここはとても良かったと思う。

広いフィールドを歩き回って、レガリアのありがたさを味わったりとか、見つけた標でようやく休めたり。

世界の広さを感じているうちは、ワクワクしていた。

ただ、中盤あたりから戦闘があまり面白くないように感じてきまして。

食事バフありきの戦闘バランスなのか、食事なしで戦闘していると、一回一回の戦闘が無駄に長い気がして。

そもそも戦闘システムからして、特に爽快感があるわけでもないと思うんだよな。

シフトでビュンビュン飛び回るのは良いんだけど、それによるダメージがそれほど高くないので、必殺技感もないし。

バックアタックやコマンドによる仲間との連携も、微妙に操作感に慣れないうちは狙いづらくもあったしね。

何より敵の攻撃が結構痛くて、気づいたらダメージをガンガンくらってることがあって、結局アイテムごり押しになっちゃうっていう。

上手い人はもっと上手く立ち回るのかもしれないけど、こんな面倒くさいアクションを求められるならコマンド戦闘の方がいいよなって思う。

あと、プロンプトはいつの間にか接敵するのやめろ。お前の手に持ってる銃は近距離武器か。

一応、食事バフを得て攻撃力モリモリにした状態なら、敵のゲージもガンガン減るし、それなりの爽快感は得られたけど、それもやっぱり時限式なんだよな。

それほど敵の数が多いわけでもなく、リスポーン間隔も短いわけでもないから、バフの時間を気にする必要はあんまりなかったけどさ。

じゃあもう一日中、そのバフを続けるぐらいにしておいてくれよ、って思っちゃう。

実際、どの程度バフが続いてたのか、よくわかってないけど。

あと、意外と食材集めも面倒くさかったかな、と思う。

食材はその辺で拾うとか、敵からのドロップとか、釣りをするとかあったけど、一番手軽な『店での購入』が一番ハードル高かったように思える。

なんせこのゲーム、結構な勢いで金が減る。

装備やアイテムを買いそろえると、マジで金がなくなる。

んで、金を集めようと思うとモブハントをしたりするわけだけど、やっぱり戦闘はあんまりおもしろくない。

戦闘を楽にしようと思って装備やアイテムを購入すると、結局食材に回す金はなくなる。

もうこれ、安い素材で作れる食事を作るしかないじゃん。

安い食事は相応にバフも低いじゃん。

戦闘がつらくなるじゃん。

いいところなしよ。

レストランでの食事も思ったより金かかるし、あの世界の物価というか、値段設定どうなってんだ。

給油が一律10ギルで、一回の食事に3000ギルとかザラだぞ。

 

システム面にも文句タラタラだけど、やっぱりひどいのはシナリオ面よ。

お前、料理のグラフィックにリソース割くなら、もっとやることあっただろ? っていう部分が大量に出てきて。

もう一番最初の王都襲撃からそうよ。

あんな断片的な映像とか新聞で知りました的なヤツで済ませるもんじゃないでしょ?

それもどうやらアニメ映画とかで補完されてるらしいけど、そんなもんゲームの中に入れとけ。なんで別にしてるんだよ。

あと、中盤でルナフレーナが死ぬところも、全然気持ちを寄せられないのよ。

そもそもルナフレーナ関係のイベントが全然ないから、ノクトとどの程度仲が良かったのかも、しっかりつかめないのよ。

どうやらスゲェ仲が良かったようだけど、それを数回の交換日記とか過去の回想とかだけで理解しろって言われても、あんまりなじまないのよ。

そもそも神を起こす誓約ってヤツ、一緒にやればよくない?

なんで別々にやってるのか、いまいちわからん。

どっかで合流して、一緒にタイタンとかと戦えばよかったじゃん。

一緒に旅してたらある程度感情移入も出来ただろうし、ルナフレーナの死亡も、もっと重く受け止められたと思うの。

でも実際はそうじゃないじゃん?

あれでヒロインとして扱えってのは無理があると思うよ。

あとはレイヴスと皇帝か。

なんであんなぞんざいな扱いなんだよ。

いや、わかるよ。多分開発期間がアレしたんじゃねーかな、っていう察しはつく。

でもスゲェ思わせぶりな登場とかして、伏線めいた発言してたレイヴスが、まさかあんな風に死んで、ゾンビ化して再登場するとは思わんじゃん。

皇帝に至ってはどうなったか全然わからん。あのへんなモンスターに変化したって事?

この辺の補完がもし、DLCなんかでされてるなら、マジでふざけんなって思うけどね。

DLCは本編の補完ではなく、おまけ要素としてあるべきっていう事の、見事な反面教師だと思うわ。

あとは仲間メンツだけど、ヒスゴリくんは事前情報で評価が最底辺だったので、『プレイしてみたら思ったより悪くなかった』という感じ。

列車でのシーンや、その後の鉱山での発言など、イラつくことは多々あったけど、ほかにタイタンの時のシーン以外は、それほどヒスってる印象はなかったかな、と。

代わりにプロンプトとイグニスは『思ったより悪かった』って思う。

イグニスはもう、失明したならハンマーヘッドあたりでゆっくりしていてくれ。『俺もついて行きたい』とか言ってる場合じゃないでしょ。

ここはヒスゴリくんの言う通り、『精神論じゃどうしようもない』のよ。

ゲームの都合かライターの都合か知らないけど、合理的に考えればパーティアウトして当然の状況じゃん。

なんでついてきた……。

あと、プロンプトは急に帝国出身です、とか言われても別に驚く感じじゃなかったよな、っていう。

そもそもそれをカミングアウトしたのが終盤で、そこまでのシナリオのアレさが積み重なって、もはやゲームとして消化の作業になりつつあったところにその発言よ。

そりゃもう、『はぁ、そうですか……』としか。

もっと帝国の人間がどういう人間なのかってのがわかってれば反応も違うのかもしれないけど、それまで会ってた帝国の人間って軍属っぽい人たちばっかじゃん?

プロンプトがどういういきさつで王都にやってきたのかもわからんから、反応にも困る。

もしあれが『実はスパイだったんだよね』っていう意味だったなら、もうちょっと演出の仕方があっただろうし、多分そういう事ではないんだよね?

その辺もあいまいでよくわからん。

ノクトくんは最初から最後まで、一切感情移入が出来ない主人公だったな、と。

メンタル面が俺と乖離しすぎているというか、どこかに共感できるポイントがあればよかったんだけど、ほとんどTOAの親善大使くらいの挙動しかしてない気がして、アレに気持ちを寄せるのは難しかったかな、と。

だからまぁ、最後に死にますって言われても、あっはい、って感じ。

なんかその『死にます』っていうのも、安いお涙頂戴の感じがして、シナリオの都合感があったな、って思うし。

最後にアーデン。

あれはライターの『好きなキャラ』がつまったキャラなんじゃねーかな、って感じが最初から最後までずっとあったよね。

なんか、メアリー・スー的な扱いをされているというか。

最後の最後までやりたいことやって、一応ゲームとしてラスボスにされて倒されはしたけど、何のしがらみもなかったらノクトすら倒してたんじゃねーかなっていう。

ラストバトルでも変にこっちを煽ってきてるけど、全く苦戦してないんですが……っていう。

なんなら城の前にいたベヒーモスの方が強かったし、その前にいたでかいやつの方が強かったし、お前がどうしてそんなに強気なのかわからんっていうね。

もう頭のてっぺんから足のつま先まで、気に食わない感じがしたわ。

まぁ、敵だし、そういうキャラづくりですって言われたら大成功なんだろうけど。

あと、キャラクターの総評として、全体的に発言というか、テキストが臭いってのがあった。

女オタク臭さが端々から抜けなくて、どうしようもなかったね。

ノクトの発言とか顕著で、プロンプトとの夜会話みたいなイベントで『そうですけど、なにか?』って言い始めた時はもう、変な鳥肌すら立つくらいに気持ち悪かったよね。

マジで、テキストは全体的にどうにかしてくれ。酷い。

あんな発言してる野郎がいたら、普通に気持ち悪いと思う。

 

このゲームがまぁ長い事開発期間を取って、何度も延期したりして、ユーザーをめっちゃ待たせたのかと思うと、本当に本当に無能でしかないと思う。

ゲームを形作るいろんな要素がほとんどかみ合ってなくて、結果として何とか形にはしてみたけど不細工なもんが出来上がってしまったって感じ。

俺の感想は最初に書いたけど、絶対に面白いもんではないし、これに好意的な意見を述べてる人はちょっとわからんなって思う。

アップデートでマシになってこの出来なら、発売当初に買った人はマジで酷評して良い。その権利がある。

俺は500円で買ったけど、これぐらいならまぁ良いかな、と思うくらいのもんだった。

たまにPSストアでセールとかされてるけど、それでも4000円くらいしてるじゃん? 絶対そんな価値ないわ。

いくらロイヤルエディションでDLCが含まれてたとしても、そんな価値ないと思うよ。

怖いもの見たさでプレイするなら、中古屋を探して500円で買った方がいい。

褒められるのはグラフィックかなー。

景色は良かったし、食べ物もおいしそうだったしね。