いつも通り、ゲームの感想です。
難易度はタクティカル。
最初に選べる四つのうち、上から二つ目だったので、おそらくは『ハード』に相当するもんだろうな、と思ってたんですが……クリア後に一番上の難易度が追加されたので、これはたぶん、『ノーマル』です。
まぁ、普通に面白かったっすね。
難易度もそれほど高くなく、オウガバトルの文脈を知っていれば普通にスッと入り込める感じのシステムでしたし。
でも別に考えなしでごり押しすればいいのか、って言われたらそうでもなくて、ちゃんと兵種の有利不利とかを考えたり、どう攻めれば良いのか、誰をどんな順番で当てたら効率的か、って言うのを考えないと色々面倒という。
でもその辺もアイテムやスキルでごり押し出来たりするので、やっぱり難易度はそれほど高くないのでしょう。
でもなんというか……突出して褒めるべきところがあんまりないな、って感じでもあった。
無難に良く出来てはいたんだけど、特別にここが良かった! って場所がないよなぁ……。
グラフィックもBGMも良かったけど、それは知ってるのよ。
ヴァニラウェアのグラフィックなんかいつも高水準で、スゲェ綺麗だし、良く動くし、でもそれって周知の事実というか、新しい驚きって感じではないし。
ベイシスケイプの音楽だって良いのは知ってる。……でも今作の場合はこれと言って耳に残るようなものもなかったかな、とは思う。
ゲームシステムも『ああ、オウガですね』って感じだったし。スタミナってところはちょっと考えてるなぁ、とは思ったけど、プレイ最中にいくらでもごり押しできる手段があって、あってないようなもん、みたいな感じがしたし。
キャラクターも良かったっちゃ良かったけど、ビジュアル面に大きく比重が乗っかってる感じで、内面がとても良かった! って感じでもなかったしなぁ。
ストーリーに関してはあんまり好みではなかったし。支配術、降霊術によって敵軍が強いんスよ、とか、どないせぇっちゅうねん。
あと、コルニア王都付近の街を解放しつくしてるのに、敵軍の反撃が一切ないのもちょっとどうかと思った。これはたぶん、反撃を実装すると冗長になるな、って判断なんだろうけども。
防衛の人間を置けるんだから、そこで何かしらのアクションがあっても良かったんじゃないかと思うけどね。
総じて、無難に良いところはあるけど、その分、改善してほしい点が目立っちゃうって感じ。
面白いし、難易度も高くないから、この手のRTSっぽいゲームがやりたいなら入門に良いかもしれないね。