雑記

今月もゲームをクリアしたので、感想を書いておこうと思う。

 

今回クリアしたのはドラゴンクエストモンスターズ3。

俺はイルルカGBCまで頑張ってプレイしてて、テリワン3dの時にチラッと復帰して『配合の感じが全然違う……』と絶望してやめてた人間なわけで、ジョーカーシリーズ辺りを全く触ってないわけ。

んで、久々にナンバリングになったタイトルだし、試しにプレイしてみますか、ってやってみたの。

そしたらまぁ、40時間超えで結構楽しめましたね。

ただ、難点がなかったわけではない。

 

今作はドラクエ4を元に、ピサロを主人公にしたifストーリーみたいな感じになってるわけだけども。

俺は4をまともにプレイしてないし、それほど思い入れもないので普通にプレイ出来たね。

4に思い入れがある人は、どうやらリメイクでのピサロがパーティインすることにすら嫌悪感を表したこともあるらしいので、そう言う人はDQM3もプレイできないのかしらね。

まぁ、あれはシンシアじゃなくてロザリーを生き返した事とかにも原因があるって聞いてるけど、詳しくないから知らない。

ともかく、俺はあんまり抵抗感を持たずにゲームを開始出来たわけ。

心配があったのは配合システムぐらいかな。

テリワン3dの時には俺の知っているモノとは全然違ったから勝手がわからず、プレイにも手間取ってしまって、結局星降りの大会クリアぐらいでやめちゃったしね。

今作もたぶん、テリワン3dの時とあんまり変わらない配合システムだったと思うけど、以前の記憶と経験があったから『ああ、こういうやつね』って思って、すんなり入り込めたんだと思う。

やっぱ既知か未知かは雲泥の差がある。

 

ほんでまぁ、配合自体はボチボチ楽しめたな、と思う。

モンスターズの肝と言えばやっぱり配合でしょう、という事で俺はこれのためだけに時間を延々と費やし、目当てのモンスターを作れるように頑張ったわけだ。

ここに問題があったのは、配合システムが複雑化して、お目当てのモンスターを作るのが面倒くさくなってること。

GBの頃から特殊配合なんていっぱいあったけど、今作はその比じゃないくらいに多い。

また、各モンスターの系統にランク付けがなされており、ランクを上げるためには面倒な手間を踏まないといけない。

1、その辺を歩いている高ランクモンスターを捕まえてきて、配合する。

2、特殊配合のレシピを発見し、高ランクモンスターを作り出す。

上記が高いランクのモンスターを作るわかりやすい手段になるわけだけど、どちらも面倒っていうね。

その辺を歩いているモンスターは、実は結構ランクが低く、捕まえてもランクが思ったより低いな、ってことも多かった。

さらに各魔界のボスを倒さないと仲間に出来る確率がガクッと落ちる。

このため、新しい魔界にたどり着いて『新しく作った強いモンスターで攻略しよう!』という事が出来ず、ハックスラッシュ感は劇的に薄れたかなと思う。

新しい魔界で好きなモンスターを発見しても、仲間にするには高いコストを支払う可能性が高く、『じゃあボス倒してからでいいか……』となってテンポが悪いかなって感じもあるしね。

これらの配合システム周りの面倒くささを解消するために、攻略情報ってのはとても便利だったわ。

まともにプレイしたいなら攻略サイトや攻略本が必須かな、とすら思う。

そうじゃないと面倒くさくてぶん投げるよ、こんなもん。

ただ、スキルは適当にスキルポイントカンストさせることで進化したりするので、高威力の魔法や特技を使うこと自体はそれほど難しくなかったかな。

だからゲームクリアだけなら攻略情報とかなくても良いかもしれない。

 

個人的な不満点はその配合システム周りに集約されてたかな。

正直、他の面ではあんまり期待してなかったし。

ただそれも攻略サイトを利用することである程度、不満も解消されたので、俺はスムーズにプレイできたかなって感じ。

 

他に特筆すべき点としては、オリジナルキャラクターのベネットくんね。

彼の存在が相当数のプレイヤーのヘイトを買ったのは、想像に難くないと思うんだけども、なんであんなキャラクターにしたのかね?

初手で窃盗を働き、その事に全く悪びれることなく窃盗を重ね、それどころか『どうしてそんなに窃盗を悪く思うのか』とピサロに問う始末。

4世界の人間はクズ野郎が多いイメージがあるけど、まさか仲間ポジションの位置に立つ人間までそうなるとは……。

あと、ぶっちゃけ納得いってないのがロザリーの偽物の件ね。

俺はあの時点で『ロザリーが本物か偽物かどうかはおいといて、とりあえずベネットくんの言い分をある程度確かめた後、ベネットくんが裏切者ならその時点で処す。本当のことを言っているなら偽ロザリーを処す』という選択を取ろうと思い、ベネットくんを信じるって話しかけたわけ。

そしたら勝手にピサロがロザリーを信用して、勝手にストーリーが進んで、勝手に進化の秘宝を使って、DQ4をなぞりました! って展開になってさ。

じゃあプレイヤーに選ばせるなよ、って思ったね。

DQではよくある、永久に二択が続くヤツの発展形みたいな感じがしなくもないけど、あれは結局、『プレイヤーに”はい”という選択肢を取らせること』が目的なわけじゃん。

いいえを選ぶことが出来たのに、強制的にはいを選んだことにさせられるのはちょっと違くない?

ベネットくんの人間性のお蔭でシナリオに全く興味がなくなったところにこの仕打ちで、ストーリーを評価するのは諦めました。

あと、今作でようやく、俺もマスタードラゴンのクソさを理解出来た気がする。

これまでDQプレイヤーがこぞってマスドラはクソって言ってたけど、いまいち理解出来てなかったのね。

でも今作のマスドラのクソムーヴによって、俺も『あ、こいつイラつくわ』って思ったので、これで俺もようやくマジョリティです。

 

そんな感じで、俺の評価としては『難点はあるけど、個人的には楽しめた』って感じ。

他人にオススメできるか、って言うと首を傾げてしまうけど、確かに面白いところはあったよ。