理詰めじゃ解決できない問題って多分あると思うの。
人間関係で結構多いイメージなんだけど、もうちょっと踏み込んで言えば女性はそういう傾向が強いと思う。(個人の感想です
今回はそんな話。
ツイッタでの話なんだけど、別にフォローはしてないけど存在を知ってる人がいて。
某ゲームのとあるキャラクターが好き、と言う一点でのみ共通しており、多分お互いに存在は認識しているけど必要以上に踏み込まない関係だったと思う。
お互いにフォローしあってない。
でもお互いのフォロワーがお互いをフォローしてるからリツイートでお互いのツイートが流れてくる、的な。
俺も相手も――便宜上Aさんとするけど、Aさんも絵を描く人間なの。
ファンアートを描いてツイッタに放流して、みんなで楽しむ、みたいな。
俺はAさんのファンアートを眺めながら、まぁ女性やろな、って思ってた。
確認はしてないけど多分正解だし、そこに何の疑いも持ってない。
たまに絵柄ががっつり性別を示している人っているじゃん。Aさんがそれ。
だから、Aさんは女性で間違いない。
それを踏まえた上で、よ。
とある日、俺のTLにAさんの絵がリツイートされてきて、それがいつも通りの絵じゃなかったの。
Aさんは割と綺麗めと言うか、エフェクトをゴテゴテかけた、画面がまぶしい絵を描いてるの。
内容はかなり落ち着いてて、ピンナップ風の絵とかが多かったと思う。
でもその時はエロ方向に寄ってて。
意外だな、と思いながらスルーしたんだけど、それが何度か続いてさ。
流れてくるAさんの絵の内容がほとんどエロ方面に寄り始めてて、なんだこれって思ったわけ。
で、困惑したからその旨をツイートしたの。
『〇〇さんの描く絵がエロ方面に傾倒していて困惑している』
名前を伏せてる以外はほとんど同じ感じの文面。
これはでも、ちょっと曲解と言うか、俺の意図とは違う解釈は出来るなとは思う。
俺は本当に純粋に困惑したの。
今までこんな方向の絵を描く人じゃなかったのに、びっくりしたなー的な。
そう言う何気ない感想をつぶやいたつもりだったの。
でも、ワンチャン『なに急にエロ描き始めて、引くわ……』って読み取れなくはないと思う。
だから続くツイートでちょっとしたフォローも入れたし、そもそもお互いにフォローもしてないから本人に届くことはないやろって思ってたの。
共通のフォロワーも絵が添付されたモノならともかく、普通の文字だけのツイートなんてリツイートしないだろうし、実際そのツイートもリツイートされなかったの。
でも俺は割とポピュラーな慣習を失念していたわけだね。
そう、エゴサってやつ。
自分に関係する文言、ほとんどの場合はアカウント名やハンドルネームなどで検索をかける行為をエゴサーチっていうらしいじゃん。詳細な意味とかはよく知らないけど、多分そういう使い方されてるでしょ。
俺はあんまりエゴサってしなくてさ。
半年に一回とか、四か月にいっぺんとか、そういう頻度でやるぐらいで、あんまりその手の慣習に疎かったの。
だから他の人がエゴサをすることにも無警戒だったわけ。
いや、よしんば警戒していたとしてもよ。
上記の『困惑している』って内容を見て、まさかそんな噛みつかれるとは思ってなかったの。
これが見事に噛みつかれまして。
ワンチャン、否定的な内容にもとれるな、とは思ったけど、そんな風に取られる可能性はまぁ低いと思ってたの。
百人いたら一人いるかいないか、ぐらいの確率だと思ってたわけさ。
そしたら俺の見積もりが甘かったのか、もしくはその一人だったのか、Aさんは俺のツイートを見て、『エロとか描いてごめんなさいね!!』って強めの態度でリプライを送って来てさ。
いや……ビックリしたよね。
まぁでも、曲解される可能性については把握していたわけだし、それでもそのツイートを削除したりしなかった俺に責任があるな、と思ったし、別にその人に怒られても何某かの感慨が湧くか、と言ったらあんまりそうでもなかったので、とりあえず気分を害してしまったことについて謝ったりしたの。
出来るだけ最初のツイートの意図が正確に伝わるように、もう一回註釈的なことも付け加えてさ。
そしたらそれに続くリプライが『別にあなたは悪くないから謝らなくていいけど! 悪いのは私だから! 今後の活動を応援してます!』みたいな、不貞腐れたような内容がぶん投げられてさ。
もうここでちょっと首を傾げたわけ。
俺の不備を論いに来たのだから、リプライを投げに来たと思ったの。
俺のツイートがただ気にくわなくて、なんだコイツって思っただけなら、単にブロックしたらいいだけの話じゃん。その人とは相互フォローでもないわけだし。
じゃあ多分ケンカしに来たんだな、と。
でも俺は自分が悪かったと認識しているから、大変申し訳ない事をしてしまったと思って、こっちは平に謝って、出来れば誤解も解いておきたいなと思ったから註釈をつけて、極力丁寧に返信したわけ。
それへの返しが不貞腐れた態度ってどゆこと……? って思うじゃん。
この時点でもう俺の埒外のロジックで相手が動いてるんだな、と半ばコミュニケーションを諦めたところがあって。
それから二、三個ほどリプライが続いたけど、最早俺に申し訳ないという気持ちはみじんもなかったよね。
結果として、俺は原因が自分のツイートであると思ったし、その所為でAさんが変にキレたことには間違いないので、今後のツイートに気を付けると共に、Aさんをブロックしたの。
このブロックは別に『こいつ意味わからんキレかたするな』っていう意味だけじゃなくてさ。
今回の発端ツイートは、マジでほとんど何の気なしだったわけよ。
名前を挙げてしまったこととか、表現が悪かったことなんか、あとから反省点は見つかるけれども、割と日常的なツイートのつもりだったわけ。
だからもし、もう一度何の気なしでツイートしたことがAさんの耳に入ってしまったらまた気分を害してしまうな、と考えるでしょ。
これに関して、俺はマジで何の気なしだから、気を付けることなんか出来ないんよ。
名前を入れないのは注意出来るけど、表現の仕方なんかはもう、ツイッタでそんな気を使う必要あります? ぐらいに考えてるからさ。いや、気を付けた方が良いんだろうけど。
だからまぁ、今回のような件を二度と起こさないためには、Aさんに俺のツイートを見られないような努力が必要だな、と思って。
鍵アカにするのはアレだったので、Aさんをブロックすることで解決としました。
今になって考えても、あのキレられ方には若干納得がいってない。
いや、非があるとしたら俺なんだけども。
後日談として、その騒動があった数日後に、別アカウントからAさんのツイートを確認しに行ったの。
なんか変に落ち込んでたら、それはそれで申し訳ないなと思ってさ。
そしたら『私のせいで嫌な思いをした人がいたら、すぐにリムーブ、ブロックなんかの対応をしてください。ぴえん』みたいなツイートしてて、あ、大丈夫だなこの人、と思いました。
末尾の三文字が絶妙にイラついたので、まぁブロックして安定だったのかもしれない。